7月のギャラリー展「肥前びーどろ器展」

2009年07月01日

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7月のギャラリー展「肥前びーどろ器展」


7月7日(火)~31日(金)
カップ、小鉢、花器、ワイングラスなど、夏に涼しげな器が大集合!


肥前びーどろ<佐賀市重要無形文化財>
肥前びーどろは<佐賀ガラス>は鍋島藩十代藩主鍋島直正公(閑叟公)が,嘉永年間,多布施川のほとりに 精錬方-今でいう理化学研究所を設置したことに始まります。 精錬方には,当時では珍しいガラス窯が築かれて,化学実験のためのビーカーやフラスコが作られ,ついで宙吹きガラス特有のやわらかな味わいを生かした食器類やランプなどが製造されました。
100年を超える伝統の技は,びーどろ吹きの名とともに,そのまま現代に息づいています。

肥前びーどろの最大の特色は,宙吹き技法にあります。宙空で,いっさい型を使わず,息の吹き込みとわずかな道具で形を作り上げるこの技法は,ガラス成形の根本的な方法です。

①ガラスの生地を竿に巻き取る。
②燐かけをし,表面をなめらかにする。
③形を大きく膨らませる。
④ぽんて付けをする。
⑤焼き戻す。
⑥整形する。
⑦徐冷釜で徐々に冷ましていく。

という工程を辿り,無機質のガラスが器としての生命を吹き込まれるのです。

今は見られなくなった幻の技法といわれる 「シャッパン吹き」等の技法を守り続ける肥前びーどろは,いわば最も宙吹きらしい宙吹きのひとつなのです。

肥前びーどろ作家 副島 太郎


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